水墨画技法を研究していると、最後は「滲み」の重要性に気づく。
「滲み」はコントロールしようと思ってできないものだ。コントロールしようと思う気持ちも間違っているかもしれない。
俵屋宗達が始めたと言われる「たらしこみ技法」を真似てみた。
題材も、宗達が描いたという「犬」にしてみた。昔の洞窟画には、草花をモチーフにした絵は無いという。現代も、犬、猫などかわいいキャラクターのほうが人気がある。
たらしこみ技法
– まず、水でモチーフを象る。
– 水が乾かないうちに、薄墨でなぞる。
– 濃くしたい部分は、徐々に墨を入れる。
– 水で濡れた部分の外へは、墨は広がらない。
– しかし、後から入れる墨の水分で広がる。
– 水分を調整しながら、形が崩れないように墨を入れる。
水墨画描き方基本技法はコチラ
Tarashikomi Technique in sumi-e, originated Sotatsu Tawaraya in 16th century.