よしもと:笑い・水墨画・アート方法論

Zafradafamilia 吉本興業の広報を仕切る竹中執行役員の「爆笑王になるには」という話を聞いた。明石家さんまが「サン様」をやってウケるのは本家「ヨン様」がいるからだ。

笑いは、変換不可能な共有「データ」(ヨン様のマフラー、髪型など)を、さんまが演じるというアイデア=「情報」に置換えることで、発生するという。だから、NSCでは、漫才のネタになるべく誰もが知っている話題、阪神の試合結果を導入部分にしろと教えるらしい。

共有体験を違ったアングルで解釈する処に意外性が生まれる。ポイントは、共有体験と切り口の笑いのマーケティング、方法論の確立である。これは、水墨画にも当てはまる考え方である。

独りよがりな芸・作品は、共有体験を踏まえていないものだろう。引きこもりなど、人間でも今の世の中と体験を共有できない人がいる。水墨画・伝統芸能も、アートの引きこもりなら終わりだ。

共有体験とアングル、水墨画、ビジネス、どの分野でも通用する方法論である。

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