さんま – 水墨画の描き方

こんにちは。さんまの季節になりました。墨であの青銀のさんまを表現してみましょう。

水墨画 秋刀魚 "Sanma"

目と顔

筆は硬く絞り、線描筆に整えます。
墨は濃く。
まず目を描き、それから口を描きます。

背中

筆に濃い墨を装填します。
頭から尾まで一気に黒い線を引きます。
この黒い線がこの絵のいちばん重要な箇所です。
引く前にどこまで引くか、どう引くかをイメージしてから引きます。
引く時間は短く、考えるのは長く。

ヒレ

筆を線描に整えます。
整えてから、筆毛の曲がった外側を硯に置き墨をつけます。
こうすると、濃墨と薄墨の両方が1回で出て、濃淡が出るので立体感が表現できます。

滲み

洗筆後、墨をつけないまま、筆を横に持ちます。
先ほど描いた黒線の中央部に筆を置き、そのまま下に払います。
すると、黒線から滲みがでます。

黒い滲み

線描に整えます。
濃い墨をつけ、紙に筆を置きます。