ロンドンの日々5 スィンギングロンドンとパンク

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ロンドンといえば、憧れの地。ストーンズ、フー、ビートルズ、キンクス、フリー、アニマルズ、フェイセズの60年代スィンギング・ロンドン、ボウイ、T-REXのグラムロック、セックス・ピストルズ、クラッシュ、ジャムの70年代パンクムーブメント、80年代のブリティッシュ・インベイジョンだけは同時代。カルチャー・クラブとかワムとかデュランとかフロックオブシーガルズとか、この辺はロック好きには邪道ですが・・・あと、スミス、スートンローゼズ、ブラー、クイーンとか、ポリスとか、ブリティッシュロックは、心の泉。ロッキンオンは愛読書。

ハイドパークにいけばストーンズのブライアン・ジョーンズ追悼コンサートを思い出し、ブライトンにさらば青春の光を見出し、アビーロードとか、色々感動に咽ぶ場所が満載なのがロンドンです。

しかし、もうグリーンパークには、モヒカンで大きな犬を連れているパンク兄さんたちはいなかった。。僕が初めてロンドンに行ったのは、1987年。まだパンク残党が残ってました。当然、社会的にはハブな状態。でも、まだキングスロードは原宿的に存在、昨日早速訪ねたけど死滅。

ロンドンで楽しいのは、バスキングの人々。今回一番面白かったのは、イヌ男。テムズ河南岸で発見。自虐的暴走ギャグ、イギリス人ぽくて好きです。コミュニケーションで盛り上がってる芸は明るくて好きです。すごい芸でもうつむいてると面白さ半減。

ロンドンの日々4 発明と発展

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こっちで仕事をしてる友人の言葉によると、イギリス人は、発明しても発展させず。産業革命、鉄道、地下鉄、ゴルフ、サッカー、ラグビー、テニス、、ひとつとして今現在世界ナンバー1なものがない。地下鉄は丸い形のまま、ゴルフのラフもそのまま、古いものを変えようとしない国民性、怠惰性。。海に囲まれた国なのに、魚料理は、フィッシュ&チップス、スコットランドはステーキしか食べないので、脳出血の発病率が下がらない。

テニスのウィンブルドンは、イギリス選手が全くいない。21歳な、アンディ・マレーが唯一の星。  (そういえば、先週、プロテニスの卵10代の若者たちが、ネット上に酒飲んで酔っぱらってる写真をノッケてたことがバレ、協会から大目玉をくらったという記事が載ってました。どこでもあるんですね、こういう話。)  そこで、ショバだけ貸して儲けることを、ウィンブルドン現象というそうです。ロールス・ロイスもミニもドイツに売ってしまい、イギリスにはもう輸出する産業がありません。それで、なんでこんな景気いいのか、なんでポルシェが走ってるのかというと、ロシアとオイルマネーをシティという金融市場に呼び込んで、税金とる経済のウィンブルドン方式だからだそうです。シティだけはかなりススんでます。おいしく、高い料理も食べれます。

ウィンブルドン現象で儲かるのは、ショバを持ってる人々、資産家階級またの名を貴族、またの名を資本家、あるいは役人、、どんなに働いても搾取されるのが身に沁みてるのか、5時になるとすぐ帰る。資本家の搾取は、資本主義の宿命なんですね。。日本の格差社会も、モデルはこのイギリス、アングロサクソン系の資本主義、アメリカMBA帰りが社会の主役になっているこの頃、勝者=持てる者、持たざる者は関係ない、という世の中になりがちです。

欧米系の都市部で暮らしてから、日本に帰ると、満員電車でナワバリにうるさいオジサン、道でよけないことに快感覚えてる若者、とかかわいいもんだと気にならなくなります。主張だけの会話、基本的に無愛想、ドライな社会に慣れると、同質な中での争いごとは小糠雨のようなもんです。

これから様々な人が暮らすようになる日本の社会でいかに生活するか、ヒントは欧米の生活手法にあるんだと思います。

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ロンドンの日々3 テレビと新聞

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ロンドンはメディア天国。地デジも40チャンネル無料で見れる。スカパー110度のデジタルが40チャンネルくらいで3500円だから、かなりお得。こっちの衛星放送は、BskyBといって、プレミアリーグを生放送で見たいなら、これに申し込まないといけない。35ポンドなので、7000円くらい。ケーブルでも、インターネットとか含めて8000円くらいだ。Setantaというテレビ局でプレミアが少し見れる。生じゃなかったら、地デジ(Freeviewといいます)でも見れます。しかも、1週間前に放送した番組をそのまま見れます。こっちの民放は、ITVとChannel4とFiveという3つだけ。それにBBCが1と2あります。正直ドラマとかは、なんかチャチで見る気ならず。

イギリスのサッカーは、想像以上に凄い盛り上がり。プレミアのレギュラーになったら、日本のプロ野球以上のステータスじゃないでしょうか。新聞もサッカーのページが10ページ以上あります。しかも、ライターが酷評したり(誉めたりもあるけど)してるので、リアル感が楽しいです。話題は、マンU、アーセナル、チェルシーなんかが中心だけど。今は、やっぱりチェルシーのモウリーニョ後、テリーの怪我、ルーニーの得点、他にはプレミアのとある選手が彼女に変なケータイ写真送ってたとか、あのロイ・キーンがサンダーランドの監督で好調とか、そんな話。ファンペルシ頑張って欲しいです。

夕方地下鉄乗ると、新聞が溢れてる。無料ペーパーを読んでは捨て、また拾って読むから(しみったれ)。thelondontimesLite、metroの3つをみんな読んでますね。R25 以上に読んでます。ケータイは誰もしてない。というか入らないし遅いです。とにかく座席座ってる10人中8人は無料の新聞読んでます。何が載ってるかというと、セレブ写真、サッカー記事、テレビ欄、SUDOKUとか、くだらないけど読んでる。

The Sunていうのが夕刊フジみたいなもの。45ペンスで120円。新聞は大体1ポンドしないくらいなので、これだけ日本と同じ値段ですね。駅構内にキオスクはないので、駅入り口の道にある売店で買います。というか誰も買わない。なぜなら、目の前でthelondontimesとか配ってるし(移民の人)。しかし、この無料誌は、新聞社が自らやってるんですね。Liteは、Evening Standard, thelondontimes は Times。

土日は、Mailという新聞に、DVDとCDがついてくる。タダ。土曜がDVDで、日曜がCD。プリンスは7月に新作をタダで配ったし、先週はTravis。大物がプロモーションのためにオマケで配布しています。キレがいい。

テレビ局も、各チャンネルがインターネットで番組を流してます。日本でいうNHKのBBCは、iPlayerというサイトを始めて、番組がインターネットで普通に見れます。日本でいえば、NHKが大河ドラマをインターネットで流してる雰囲気。

この辺、ロンドン人は、キレがいい。意思決定が早い。

ロンドンの日々2 大英博物館とテートギャラリー

物価高、寒いロンドンで、お金なく過ごす方法といえば、美術館・博物館にまさるものはありません。大英博物館もテートギャラリーも無料。1日では見終わらないボリューム感がまた、貧乏旅人のハートを掴みます。
こっちの博物館の楽しさは、バシャバシャ写真撮っても怒られず、しかも作品・展示品にロープがはってあることもないので、近くまで寄って見れることです。
大英博物館はどっちかというと観光客多め、テートギャラリーは、英国人高校生カップルが多め。アツイ。
大英博物館は楽しかったス。こちらでは、秦の始皇帝の兵傭馬の展示が盛り上がっておるのですが、特別料金3000円かかるのでパス。それよりも、甲骨文金字文がさりげなく置いてあって、静かに感動。ロゼッタストーンとミイラにも会え、とにかく古代の実物(なのか?)を目の前に興奮しました。
展示がいいのか、古代中国からインドの塑像まで見ていると、なんだか頭が整理されてきて不思議です。インドは派手官能的。龍の姿も、古代から明の時代までくるとだいぶトゲトゲしさがなくなって、明るくなります。アジアあたりの展示は、古代ヨーロッパ、ミイラに比べとても空いてるので、お得。

日本展示館もあって行ったら、茶の湯ワークショップをやっていました。聴講20人くらい。話しかけようかなと思いましたが、こういう海外の権威ある場所で話してる日本の人って外人にはフレンドリーなくせに、一般ピープル日本人旅行者に異様に冷たい性癖があるのでやめとき。日本コーナーの「Samurai」は「Must Check」と博物館のガイドブックに載ってます。あんまり感動せず。なんか展示品も、無理があって凄くない。。。

官能的なインド、四季に目がいく中国、暗いロンドン、とか考えてると気候は人間の感情や生活に密接に結びついてることを実感する日々です。

テートギャラリーは、おしゃれなテムズ南岸にあって、こちらはイギリス若者(見た目おしゃれといえず)のデートコースと化してます。キスに出くわす場面多し。

現代芸術って、トゲトゲしかったり工業化に対するアンチテーゼみたいな作品だったり、してあまり心が癒されない。。やっぱり古代からの絵を見てたほうがいいですね。。工業製品をアートにするよりは、自然の造型をアートにするほうが惹かれます。

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ロンドンの日々1 暮らす人々

ロンドンに着いた晩、ピカデリーサーカスの交差点で、おばさんが絶叫してました。「Don’t push me Warsaw!!」

今のロンドンをあらわす言葉は、物価高と移民増。地下鉄は、初乗り1,000円、1週間乗り放題のパスは、5,000円。車内は英語じゃなくて、ロシア語、東欧系の言葉、スペイン語が飛び交ってるし、インド系の人々を一番多く見かける。安いご飯をと思って、中華に入るとFried Riceはチャイナタウンで7-10ポンド、泊まったホテルの近所のEarl’s Courtで5ポンド。1ポンドは、230円くらいだから、気軽に食べて1,000円なんです。。。泊まった安ホテルは、5泊で435ポンド、10万円。ボルビックは、300mlが1ポンド、230円、500mlは、1.99ポンド。昔の東京のイメージ、気軽に行ける場所じゃないですね。

泊まったホテルは、分業制が行き届いていて、紅茶は、ポーランド人のお姉さんと決まっている。東欧の人(で親切な人)って質問に自分で答える癖あり。「would you like tea, YES?」「one more, YES!」「you finish, YES!」って、「疑問形?+イエス!」構文で仕切られます。レストランの入り口には、太ったこれまた東欧系の釜ババァみたいなおばさんの、笑みを見せない仕切りが怖い。厨房で、お前の国はぁ・・みたいな、苛めがありそう。。

ロンドンの小学校は半分以上が英語を母国語としない生徒、ポーランド移民の数は48万人(多分100万人以上いる)、ポーランドの政治家は、選挙演説にロンドンにきます、ルーマニア人ギャングなど、税金払わないが失業手当を受ける割合の高い人々、、、毎日移民、犯罪、教育の問題がニュースになってます。移民が多いから、右ハンドルのイギリス、道路には、LOOK RIGHT と書かれてます。こういうところは親切。というか、基本的にイギリス人(20年前とかに行ってた頃の)はよく話しかけてきたり、親切だった気がするけれど、今は電車で道聞いた相手が英語できなかったり、プラス、無愛想(これがまた凄い反応が・・・)だったりして、英語教育の乱れは、ロンドンのイメージ低下につながるんじゃないかと思ったりもしながら、無言で地図に頼るわたし。

移民にもどうも階層がありそう。アールズコートの廻りは、安ホテルが固まってるのだけれど、インド人オーナー+東欧系下働き、がパターン(見るところ)。実際、ポーランド人の人は、一番最低賃金で、一番長い時間働いている。

安ホテルは客も個性的。「She harras me all night !!」って、フロントのインド人兄さん(現場ボス)アルゼンチンから来たお客さんの文句を、ポーリッシュ釜バァに言い続け、釜バァはそのお客と板ばさみ。

移民の人たちは、コミュニティを作って別々に暮らす。英語も話さないし、とにかく愛想がない、というか聞いても道わからなかったり、多分アジア人にはおぉ同じ異国で苦労してるんだな的な関心なし。短髪で目が怖いロシア人の男の人には話し掛けないようにしてるんだけど、それでも最底辺を味わえる街です。