コスモス(秋桜)、細い葉っぱと、テレビで風に揺れてるイメージが強いので、可憐な感じがしますが、花びらは太く、立派です。
花びらの向き、色、場所で、1枚の紙にどんな「流れ」を生み出すか?考えてから、描き始めます。
1. 花びら
- 花びらの先っぽが、二つに割れてるので、筆の先を割ったり、2回に分けて描くと雰囲気がでます。
- 花びらは8枚。上2枚を描き、両脇、下部分という順番で描くと、形を取りやすいです。
- 風を受けてゆらゆらしている感じ、細い茎の先に花びらがついている雰囲気は、花を色々な方向に向かせるとでます。花の方向は、花びらの長さを変えて描きます。
- 下の花びらを短く、上を長くすると、咲いた直後、上を向いてる感じ、左側を長く、右側を短く描くと、横を向いた感じ、下を向かせるには、上の花びらを短く、下側を長くします。
- また、1つの花は、墨を付け足さないで描くと、徐々に色あせていく濃淡がシブいです。濃い花、薄い花を描くと、距離感がでます。自分が一番訴えたい花の向き、位置、形、の花は一番濃く描いてアピールしましょう。
2. めしべ、おしべ
- 真ん中のめしべ、おしべも、結構大きく。
3. 茎、葉
- 茎や葉は、薄墨で。筆は線描と同じ形にします。
- それぞれの花に茎がついていることだけ意識しながら、描きます。実際のコスモスの茎が絡み合っているように、絵でもそれほど律儀に描く必要はありません。