ロンドンの日々1 暮らす人々

ロンドンに着いた晩、ピカデリーサーカスの交差点で、おばさんが絶叫してました。「Don’t push me Warsaw!!」

今のロンドンをあらわす言葉は、物価高と移民増。地下鉄は、初乗り1,000円、1週間乗り放題のパスは、5,000円。車内は英語じゃなくて、ロシア語、東欧系の言葉、スペイン語が飛び交ってるし、インド系の人々を一番多く見かける。安いご飯をと思って、中華に入るとFried Riceはチャイナタウンで7-10ポンド、泊まったホテルの近所のEarl’s Courtで5ポンド。1ポンドは、230円くらいだから、気軽に食べて1,000円なんです。。。泊まった安ホテルは、5泊で435ポンド、10万円。ボルビックは、300mlが1ポンド、230円、500mlは、1.99ポンド。昔の東京のイメージ、気軽に行ける場所じゃないですね。

泊まったホテルは、分業制が行き届いていて、紅茶は、ポーランド人のお姉さんと決まっている。東欧の人(で親切な人)って質問に自分で答える癖あり。「would you like tea, YES?」「one more, YES!」「you finish, YES!」って、「疑問形?+イエス!」構文で仕切られます。レストランの入り口には、太ったこれまた東欧系の釜ババァみたいなおばさんの、笑みを見せない仕切りが怖い。厨房で、お前の国はぁ・・みたいな、苛めがありそう。。

ロンドンの小学校は半分以上が英語を母国語としない生徒、ポーランド移民の数は48万人(多分100万人以上いる)、ポーランドの政治家は、選挙演説にロンドンにきます、ルーマニア人ギャングなど、税金払わないが失業手当を受ける割合の高い人々、、、毎日移民、犯罪、教育の問題がニュースになってます。移民が多いから、右ハンドルのイギリス、道路には、LOOK RIGHT と書かれてます。こういうところは親切。というか、基本的にイギリス人(20年前とかに行ってた頃の)はよく話しかけてきたり、親切だった気がするけれど、今は電車で道聞いた相手が英語できなかったり、プラス、無愛想(これがまた凄い反応が・・・)だったりして、英語教育の乱れは、ロンドンのイメージ低下につながるんじゃないかと思ったりもしながら、無言で地図に頼るわたし。

移民にもどうも階層がありそう。アールズコートの廻りは、安ホテルが固まってるのだけれど、インド人オーナー+東欧系下働き、がパターン(見るところ)。実際、ポーランド人の人は、一番最低賃金で、一番長い時間働いている。

安ホテルは客も個性的。「She harras me all night !!」って、フロントのインド人兄さん(現場ボス)アルゼンチンから来たお客さんの文句を、ポーリッシュ釜バァに言い続け、釜バァはそのお客と板ばさみ。

移民の人たちは、コミュニティを作って別々に暮らす。英語も話さないし、とにかく愛想がない、というか聞いても道わからなかったり、多分アジア人にはおぉ同じ異国で苦労してるんだな的な関心なし。短髪で目が怖いロシア人の男の人には話し掛けないようにしてるんだけど、それでも最底辺を味わえる街です。

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